仕事後の一杯が美味しいとほっとします。
今経営しているお店では10以上前(2009~)から整体のお仕事をやっていて、コーヒー豆の販売を始めたのは4年前(2020~)のことなんです。整体は施術をすればお客さんの反応がすぐ分かります。調子が良くなれば明るい表情、あまり変わらなければ微妙。どんな場合でもすぐにフォローができるので大変だけど分かりやすいです。
それに引き換えコーヒー豆の販売はすぐに反応が分かりません。しかも淹れ方や飲み方、保存方法でけっこう味や香りが変わってしまいます。みなさん美味しく飲んでいただけているのだろうか?僕が飲んでる味を再現させようとレクチャーするのも自分がお客だったら心地よくない気もするし、なんか慎重に作っていたものを急に後は僕のせいじゃないですよって押し付けちゃう感じがするんです。
でもこの未完成の状態から自由にあーだこーだいいながらコーヒーを抽出して、好みの味や香りを探していける幅の広さがコーヒーの醍醐味であり人気の理由なんでしょうね。
できる限りのことはしっかりやって送り出すだけ。あとは「どんな状況でも美味しいコーヒーになってください」。
といっても何とも言えない不安がやってくる中、仕事後の一杯が美味しいと、「当たり前」だと納得するより、「今日もなかなか美味しいじゃない」とほっとしてしまいます。
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